愛知ウェディング協議会AICHI WEDDING COUNCIL
ONE STORY #5

「結婚式をする理由は?」——答えは、式のあとに届いた

2020.05.18 お知らせ ← 一覧へ戻る

投稿:(ニックネーム/シュガーさん)

「ひとつの物語」プロジェクト、第5回。プランナー3年目の頃に受け取った、一通の手紙のお話です。

アンティークな椅子のそばに置かれた色とりどりのブーケ

ウェディングプランナーになって3年目くらいに出会ったお二人。お二人はお見合いで出会ったそうで、新郎様はとても真面目で口数は少ないけれど、笑顔が素敵な方。新婦様は新郎様をたてる、すごく奥ゆかしい雰囲気を持たれた方でした。

「なんとなく」

初めてお会いした時、『お二人にとって結婚式をする理由は?』と聞いて出て来た答えは——『なんとなく』。

なんだかお二人どうしが遠慮し合っているようで、お二人にとって何を大切にしたいか? どんな結婚式にしたいのか? を見出す事がなかなかできませんでした。

打ち合わせを重ねても、決定事項は埋まっていくのに、肝心の芯のようなものが見えてこない。それでも私は、毎回のように同じ問いを繰り返していました。

落ち込んでいた

あたりさわりのない提案しかできなかった結婚式だったなぁと、少し落ち込んでいました。新人ではないけれど、まだ自分の型もない三年目です。「オリジナルウェディングをつくれなかった」という悔いだけが、当日が終わったあとも残っていました。

挙式後に届いた手紙

だけど、挙式後に新郎様からもらった手紙が、プランナーとしての考え方が変わったきっかけとなりました。

結婚式をする理由は何? といつも聞いてくれてありがとうございます。

私たちはご存知の通りお見合いで知り合いました。出逢ってからの機会が少ないせいか、本音で話し合う事を避けてきていたみたいです。

結婚式をする理由を自分で真剣に考えた時、奥さんの事をこれからもっと知って行きたい。自分の事をもっと知ってほしい。と思うようになりました。

僕にとって結婚式を挙げる理由は、それを知るためだったのだと思います。

プランナーの仕事は、それだけじゃない

ウェディングプランナーは、二人だけのオリジナルウェディングを作らなきゃ。そう思っていました。けれど、プランナーの仕事ってそれだけじゃないのだなと、気付かせてもらえるきっかけになりました。

答えが打ち合わせの席で出なくてもいい。問いを渡し続けることそのものが、お二人の時間のなかで働くことがある。私が「届かなかった」と思っていた問いは、私の見ていないところで、ちゃんとお二人のあいだに置かれていたのです。

これからも、お二人だけのストーリーに寄り添っていける存在になりたい。

この手紙は、今でも大事にしています。

「ひとつの物語」プロジェクトについて

結婚式ひとつひとつに、素敵な物語があります。プランナー、ヘアメイク、カメラマン、フローリスト、ドレスコーディネイター、司会、音響、サービス、料理人——それぞれの立場から見た結婚式のエピソードをお寄せください。

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